異常高温の気象に思う
気象関連会社の今夏の予報では、7月後半と8月後半にそれぞれ日本の上空で高気圧の勢力が強まり、広範囲で暑さのピークとなるそうです。7月後半は西日本から北日本にかけて、8月後半は全国的に、暑さが厳しくなる見込みとのことです。
今年は太平洋高気圧が7月はじめから勢力を強め、より上空高いところにあるチベット高気圧も本州付近に張り出すタイミングがあります。太平洋高気圧とチベット高気圧は広がる高度が違うため、チベット高気圧が日本付近まで張り出すと、上空で重なり合って“ダブル高気圧”となり、二つの高気圧が非常に背の高い一つの高気圧のように働き、厳しい暑さをもたらします。このため、最高気温が35℃以上の猛暑日が続いたり、フェーン現象が起こりやすい場所では40℃前後の酷暑になる日も出てきます。
今年は異例で6月に梅雨明けしたところも多く、6月25日には群馬県伊勢崎で40.2℃を記録しました。6月に40℃となるのは、国内の観測史上初めて、とのこと。他にも埼玉県や栃木県で39℃超と体温を超える暑さとなり、東京都でも35℃超の猛暑日(過去最早)になりました。
昨今とりわけ強く叫ばれている地球温暖化を止めるために、「待ったなし」で様々な国が協力して、地球規模で対策を講じる必要性を感じます。…が、ロシアによるウクライナ侵攻はいまだ続き、それに端を発してNATOとBRICsで世界二分化の予兆も出てきています。人類が過去の歴史に学んで世界大戦を回避し、人類存続の道を見出せるか否か、今まさに正念場かもしれません。微力ながらも、皆さんとともにその一翼を担っていきたいと思う今日この頃です。
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