金沢大学の女子枠特別入試について(本年度導入済)

金沢大学は令和6年度入学者選抜(今年の3月に行われた入試)から、女子枠特別入試を理工学域に導入しました。諸外国の大学に比べて比率の少ない、女性の技術者や研究者を育成することを目的としていると大学より発表されました。女子枠特別入試は大学入学共通テストが課され、私の担任生徒も実際に女子枠特別入試に合格しましたので、その入試内容も含めご紹介します。

【募集人員】

数物科学類:3名

機械工学類:20名

フロンティア工学類:5名

電子情報通信学類:3名

地球社会基盤学類(地球惑星科学コース):3名

もともと女子の入学数の多い学類には設置されておらず(生命理工学類など)

女性の理系研究者・技術者の育成を目的に設置されました。

入試に、KUGSの課題の事前の合格(初年度導入の24年度のみKUGS課題の合格は問わずかわりに11月の出願時に提出する志望理由書に、KUGSの課題に類似した課題が課されました)及び、面接(12月)・共通テストの得点(概ね6割以上の得点)が課されての合格判定となり、課題や、面接では「女性研究者・技術者としてどのように将来活躍していきたいかのビジョンを示す」ことや、「どのような理系分野の研究・技術革新が、今後の社会問題の解決・発展に必要になってくるか」を示すことが求められ、その練習をたくさん行って入試に臨みました。合格した担任生徒も、保護者様も、「東進で女子枠特別入試を紹介してくれなかったら、金沢大学の合格はありませんでした。とても救われました。」と、感謝の言葉をいただきました。実際に、初年度ということもあり、募集人数に対する出願者は少なく、一般世間には女子枠特別入試の存在が多くの受験生には情報として広がっていなかったと言えます。実は、本年度から同様に導入された「デジタル人材選抜」にも担任生徒が6名出願して6名全員合格しました。まさに、まだ世間ではあまり広がっていない入試制度をいち早く知り、それを活用することで合格の道が開けるだろうという、私の読み通りの作戦勝ちでした。

東京工業大学をはじめとして、全国的にも女子枠入試が各大学に拡大傾向にあり、本年度入試からも神戸大、千葉大、広島大など難関大学も導入が開始されます。そのため、その「入試情報」を知らないとそもそも受験のチャンスを広げることはできません。その点、最新の入試情報を東進では保護者様、生徒一人ひとりに提供して参ります。

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