【生徒のみなさんに頑張って欲しいこと】
1月1日に起きた能登半島地震から5カ月がたち、今もなお能登は復興の最中にあります。私も今は金沢に住んでいますが、実家は能登にあり、地震が起きた当時は道路の断裂もあり助けに行くこともできず、無事を祈るばかりでした。幸いにも親は無事で、今住んでいる金沢にも移住してもらうことができましたが、生まれ育った実家はとてもひどいものであり、半壊認定の罹災証明を受け、公費解体による取り壊しが決定しました。私の知人友人の中には、家族も家も失った方もいらっしゃいます。それでも気丈に前を向いて、支え合って生きていくしかありません。
保護者会でも少しお話しましたが、高校生であるみなさんが今、能登の復興のためにボランティアをしたり、代わりに仕事をしたりお金を稼ぐ必要は、ありません。今皆さんにがんばってほしいこと・するべきことは、将来家族を支えなければならない日がいつ身近にやってくるかわからないということも心において、十分に高校生活を楽しみつつ、今自分を支えてくれている家族がいるということに感謝の気持ちを少しでも感じながら、将来一人前の社会人になっていつでも家族を支えられる人材になれるように、しっかり今やるべき勉強をがんばり、1人前の人間になっていってほしいということです。
その支えになれるよう、私も、松任の副担任の先生たちも、明るく元気にみなさんを日々サポートして参ります。
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