公費解体から思うこと

先日、能登地震の影響で半壊認定になっていた実家に立ち合い、いよいよ公費解体が始まりました。あと2週間ほどで生まれ育った実家は更地になってしまいます。母や私や妻は、家がなくなる悲しみを表に出すまいと冷静を保っていましたが、一緒に立ち会った子供たちは、人知れず涙がこぼれていました。現実を受けておめて前に進むことの大切さ、家族を大切にする気持ちが、少しでも子供らの将来につながってくれたらと思うばかりです。

能登は只今、公費解体と復旧の真っただ中におります。まだまだ道半ばですが、みなさん、手を取り合って頑張って生活しています。地元も仮設住宅で多くの人が暮らしています。自分ができることは何か。それは家族を今後も支えていくことでもありますが、改めて、目の前にいる生徒たちが将来、自分の家族を支えていける人材になれるように、学力面はもちろん、優しい心を育てていかねばと改めて心に刻んで、日々の仕事にあたっていきたいと思います。

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