世界地図の中心は日本か
~ひとの立場になって考えてみる~
みなさん、世界地図を頭に思い浮かべてその中心にはどの国がありますか。
多くの人は日本と答えると思います。ぼくもその一人です。日本人にとって世界地図といえば、日本を中心に、ヨーロッパが左、アメリカが右という構図が真っ先に思い浮かびますよね。以前、この思い込みをひっくり返される出来事があったのでここに呟こうと思います。
今年、大事な大事な休暇を使ってオーストラリアを訪れました。そこで、たまたま歴史に関する博物館を見つけたので立ち寄ってみました。第二次世界大戦を中心に世界的な戦争の歴史についてたくさん展示がありました。日本にも、同じような展示をしている施設はあるし、学校でも歴史について学ぶことがある程度あったのですでに知っていることもありました。
でも、展示を順番に見ているなかで気づいたことが一つありました。それは、第二次世界大戦の展示の中心が太平洋戦争ではなかったことです。日本では、第二次世界大戦というと太平洋戦争を中心に語られることが多いと思います。しかし、オーストラリアでは、彼らが主に参戦した東南アジアでの日本との戦争が中心になって描かれていました。補足すると、オーストラリアは、日本がイギリスの植民地であった東南アジアに侵略を開始したことがきっかけで戦争に参戦しています。今、改めて振り返ると、自国の出来事を中心に物語を作るのはとても当たり前のことなのですが、当時の自分には衝撃的でした。
日々、自分がいかに自己を中心に考えているか。まだまだ伸びしろがあるなと感じました。これからもひとつずつ精進していけたらと思います。
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