イライラへの対処法
とあるネットニュースで、大谷翔平選手の対外ストレスへの対処法が述べられている記事を目にして、非常に勉強になったことを書きたいと思います。
我々は、必ず人との関りや、自分にとって納得のいかないこと、理不尽なことに対し、どうしてもイライラしてしまう瞬間があります。それは、他の人の考え方が自分とは異なるからこそ、自分も思うようにコントロールできないのが他者であるからこそ、イライラが募ってしまうからです。これは親子関係でも当てはまり、言うことを聞かない子供に対し保護者がついきつい言葉を言ってしまうことはよくあることであり、保護者の方からも面談や公式ラインでもその悩みをお伺いすることがしばしばあります。
まして、世界のトッププレイヤーである大谷選手なら、様々な期待に対するプレッシャーも相まり、対外に対するイライラは尋常ではないでしょう。
しかし、大谷選手はとあることを考えはじめてから、イライラに動じなくなったとのことでした。
それは何か?
それは、「イライラは自分の強みを確認するチャンス」と考えるのことです。
自分が信念として正しくできていると思うことがしっかりあれば、自分とは異なる考えや、他人ができていないことに直面した際に、その「他者」に対して感情をぶつけるのではなく、「他者ができていないことも、自分はちゃんとできている」と確認し、「自分を褒めることが自己確認できるチャンスをもらったと考える」というマインドです。
私は、電撃が走ったように、はっと気づかされました。
どうしでも我々は、他者や外的要因に対して、イライラの気持ちをつい反応してしまいがちで、逆にそのイライラをぶつけずに我慢してため込んでしまった場合は、心の調子がよくならかったり、発散場所を探してしまいがちです。
しかし、大谷選手の考えであれば、そのイライラを他者にぶつけたり自分で我慢して抱え込まず、自分を高めるエネルギーに変えられるということです。言い換えれば、それだけ「自分はこうしていきたいと」いう信念をもって行動することが、結果的にイライラやストレスに右往左往されなくなるということです。その信念を持つこと自体が、非常に素晴らしいことあり難しいことではありますが、その信念を一番模索し確立していけるチャンスがあるのが、まさに高校生・大学生の貴重な時間であると考えられます。だからこそ大谷選手が幼いころから高校時代に積み上げてきた信念が、今の世界一の野球プレーヤーである彼のメンタルを構築していることは。間違いないと言えます。
これから生徒が受験勉強の高い壁に挑むときも、保護者がお子様と接する時にも、目の前から消えないイライラを消滅・軽減させる大きなヒントとなるのではと思い、今回ご紹介しました。