勉強環境に一番必要なもの
時々、保護者の方や生徒に質問されたり、こちらから聞いてみたりすることは、「勉強が進む環境に一番必要なことは何か」ということです。みなさんは、何だと思いますか?
私は、「仲間」だと思っています。
もともと一人で黙々と自分だけの環境で頑張れる生徒は昔からいて、そういう生徒は塾なしで大学に平気で自力で合格していく生徒も一定数います。しかし、自分一人ではスマホの影響も大きく、どうしてもだらけてしまったり、誘惑に負けてしまうことも多いのが現実です。かといって個別の自習室に誘惑がない状態にして行っていれば勉強が進むかというと、モチベーションが続かなかったり眠くなったりします。
では、歴代の教え子で第一志望校に順当に合格していった生徒に一番共通していることは何か。
それは、ダントツ、「一緒に励む仲間がいた」ことなのです。
別に、もともと仲がいい人がいればお互いにスムーズに頑張れるとは限りません。むしろ、なれ合いより、東進松任の環境でもそうですが、違う高校で知人でもないけれど、あの生徒は明らかに毎日来ていて、めちゃくちゃ頑張っていて、模試のランキング掲示にもいつも載っているな。と意識して、負けないように頑張る。それだけでも学習効率は全く違ってきます。定期的にホームルームを開催しているのは、そんな集団意識、共に受験に向かう仲間意識を持ってほしいからなのです。
むしろ、一人で学習して自己完結できで大学も受かるのに、大学に行ったとたん、周りを意識したり集団でがんばる経験が少ないゆえに、はじめて見えない壁にぶつかってしまう若者も日本には多く存在します。SNSでしか本音を言えないような時代こそ、仲間を意識して現実頑張る経験がますます将来大事になってくるはずです。
その意味でも、東進松任駅前は、どんな高校・立場の生徒でも、私は平等に接しますし、同じように毎日来て仲間を意識しながら、切磋琢磨を続けて欲しいと思っています。