「やる!」と決めたから必死になる―緑黄色社会に学ぶ
「Mela!」のヒットでおなじみの緑黄色社会。「林修のニッポンドリル」テーマソングにもなりましたが、それ以上に朝の情報番組スッキリ「ひとつになろう!ダンスoneプロジェクト」の印象が強いですね。YouTubeとSNS関連コンテンツの総再生回数も1億回を突破。皆さんもきっとどこかで聴いたことがあるでしょう。そんな上り調子の緑黄色社会がバンドを結成したのは高校入学直後。高校2年生からはオリジナル楽曲の制作も始めていたとか。今は大学生が起業する時代。本気になるタイミングに、早すぎることはないのかもしれませんね。
さて、そんな緑黄色社会は今、新アルバム"Actor"ツアーの真っ最中。締めくくりは9月の日本武道館ですが、その道中に金沢にも来てくれました。その時にボーカル&ギターの長屋晴子さんが明かしてくれたエピソードがあります。
「初めて『ワンマンライブをやる!』と決めた時は持ち曲が足りなくて、ワンマンで90分の編成ができていなかったんです。今考えるとかなりムチャだったかもしれないけど、『絶対にライブの日までに間に合わせるんだ!』と必死に作詞・作曲・演奏して間に合わせました。その時にできた曲です。聴いてください、『安心してね』」
疾走感のあるメロディーに、晴子さんの元気なボーカルがマッチした曲です。初のワンマンライブを終えた時、まさにタイトル通りの安堵感がメンバーを包んだことでしょう。
人には意志(意思)を持つ力があります。「夢・志」といった大きなものから、「この大学に合格したい」や「模試で目標点をとりたい」、「定期テストでクラス○位になりたい」、はたまた「この日までに問題集を終わらせる」、「今日は23時までに予習を終わらせて0時には寝る」という身近なものまで。さぁ、まず「やる!」と思い立つことからです。達成手段を考えるのは後からでもいいんです。意志(意思)が強ければ強いほど、いろんな創意工夫が生まれ、応援してくれる人も現れたりしますから(緑黄色社会の1ファンより)。