学校行事のせいで勉強できない?

突然ですが、皆さんの夢や目標は何ですか?

そしてその中で、皆さんが最も達成したいことは何ですか?

 今回は、東進スタッフという立場上、第一志望校合格を最優先に(最も達成したいこととして)考えた際についてつらつらと書きます。個人的には、本人が幸せを感じられることが最も重要であり、第一志望校合格が全てではないとは思いますが、とはいえ合格するに越したことはないとも思うので、その立場を取ります。

 とすると、勉強以外の事やそれに費やす時間が無駄なようにも思えてきますが、あくまでも第一志望合格を”最優先”としただけで、その他が重要でないわけではありません。このように考えていくと、限りある時間をどう使ったらよいか、悩ましいところです。

 こんな時に物事に適切な優先順位を付けるための考え方として、「時間管理のマトリックス」という考え方があります。時間管理のマトリックスについてはこちら↓をご参照下さい。

緊急度を言い訳に重要なことを怠るのは愚行

 上のブログにある通り、全てのタスクは「緊急度」と「重要度」の2軸で、「必須」「効果性」「錯覚」「浪費・過剰」の領域(象限)に振り分けることができます。

  • (A/第1象限)重要度も緊急度も高いタスク=「必須」
  • (B/第2象限)重要度が高いが、緊急度が低いタスク=「効果性」
  • (C/第3象限)緊急度が高いが、重要度が低いタスク=「錯覚」
  • (D/第4象限)重要度も緊急度も低いタスク=「浪費・過剰」

この中で、優先順位が曖昧になりがちなのはBとCです。何をどの領域に振り分けるかは何を目標とするかによって変わりますが、第一志望校合格を目指すのであれば、例えば学校行事(文化祭や体育祭)はCで東進での勉強はBです。ここを見誤らないようにしましょう。学校行事を理由に、より重要度の高い東進での勉強を怠るのは愚行です。

重要度が高いことはスケジュールにねじ込んででもやる

 ではBのようなタスクをどのようにして遂行するか。それは、「先を見通してあらかじめできるうちにやっておく」です。学校行事を例にとるならば、行事当日やその前は時間や体力が行事に割かれることが容易に推測されます。のであれば、その期間は東進での勉強が滞るものとして、その分の学習を他の時期に分散させておくべきです。しかしこんなことを言うと、「でも他の時期も目一杯やってて、そんな時間はない」と思う人がいるかもしれませんが、それでもやるのです。緊急度の高いタスク(C)を理由に重要度の高いタスク(B)を一時的に停滞させるのであれば、比較的緊急度の高いタスク(C)がない時期に重要度の高いタスク(B)をやるしかありません。それが出来ずに第一志望校に合格しようとするのは、都合が良すぎます。

ぜひ本当の意味で充実した高校生活を

 貴重な高校生活、皆さんが学校行事等、楽しいことをして過ごしたい気持ちもよく分かります。ですが、目標に向けた努力を惜しまずに頑張っている時こそ、本当に心の底から高校生活を楽しみ充実感を得ることができるのではないでしょうか。勉強に取り組めないことを正当化する理由を探すのではなく、どうすれば重要度の高いタスクをやりきれるかを考えましょう。そしてやりきりましょう。こればっかりは意地です。意地でも第一志望校に合格するなどの目標を達成してやりましょう。

では。

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