教職大学院について
こんにちは!スタッフの北村です!
今日は学部紹介ならぬ、研究科紹介をしようと思います!
私は金沢大学教職大学院、正式名称を”金沢大学大学院 教職実践研究科 教職実践高度化専攻”というところの2年生です。(大学にもう5年半ほどいるということですね、、、驚きです笑)
位置づけとしては学校教育学類の直属の大学院にあたります。
まず特徴的な点として、教職大学院には私のような学部上がりのストレートマスターとは別に、現職の先生方も入学してきます。
これにより、現場のリアルな意見はもちろんのこと、自分と校種(小・中・高・特支)が違う人から見た考え方がわかるようになります。
教職大学院は教授も特殊で、一般的な教授と同じ「研究者教授」という方々に加えて、様々な学校の校長・教育行政管理職などを経験した「実務家教授」という方々もいらっしゃいます。
生徒1人につき、研究者教授1人と実務家教授1人という手厚いサポートで、ゼミでも貴重な意見を多くいただくことができます。
1年目は基本的に座学と学校訪問が中心となります。
座学は、金沢大学教職大学院のテーマでもある「対話」と「探究」が特に強調されていて、年齢も校種も立場も違う現職教員の方と対等な目線で「対話」ができる素晴らしい授業が盛りだくさんとなっています。
さて、「探究」については以前どこかのタイミングでブログに書かせていただきましたが、簡単に言えば、①問いを持ち②その問いを自分で省察し③仲間と対話して④問いを深めるという一連のプロセスになります。
これは今の学校現場で子どもたちが実際に行っていることです。
現場でファシリテーターとして生徒たちを支え、より良い・深い・本質的な問いに発展させるうえで自分が経験することは、とても重要なことの一つです。
またこれは、2年次に行う修了研究の考えの基盤にもなります。
学校訪問では、先進的な学校や特殊な環境にある学校を数多く訪問することができます。
実際、私は学部生時代の4年間で訪問した学校は2~3校ほどでしたが、去年1年で10校ほどの学校を訪問させて頂きました。
単純な数だけで見ても、学びが多いことがわかるかと思います。
また、ここでもやはり校種の違う学校に行けるというのが、大きなポイントです。
私の専門は高校ですが、この訪問で小中特支の学校を見て高校教育の至らないところであったり、逆に高校側の意図に気づくこともできたり、普段と違う見方の大切さがわかりました。
加えて、教育行政に関する授業もあるため、現場側から見た考えだけでなく、行政側や管理職側から見た考えが学べることもよいところの一つです。
2年次は修了研究(実践研究)が中心となります。
そしてここが他の大学院との大きな違いになります。
(教育系についても”教育学研究科”を含む)他の大学院では、研究は理論と実験になりますが、私が所属する教職大学院では理論と”実践”となります。
2年次では実際に学校に入り、実際に生徒を相手にして自分の研究したい内容を実践していきます。
この実践研究では人を研究対象として扱い行うため、予想と大きくずれが生じます。
そしてその都度、修正や理論の再構築を行い、調査を行っていくことになります。
なかなか難しくはあるのですが、ここまで時間をしっかりかけて目的を持ち授業や生徒とかかわるということは、現場に出てからではそれこそ困難に思えます。
学生だからこそ、できることだというのを強くかみしめる今日この頃でございます。
さて今日は大学院のお話をさせていただきました。
高校生のみなさんには少し遠い話でしたが、どうでしたでしょうか。
私が大学院進学をしてとてもよかったのは「学ぶことの面白さ」を知れたことです。
大人になってから勉強する時間をまとまって取ることはなかなかできません。
文理にかかわらず、せっかく大学にいくのですから、大学院進学も含めて思いっきり学ぶことをお勧めします。


